飲む水、料理の水、洗う水、流す水―。いつも身近にあって毎日使っているのに、私たちは意外と水のことを知らないのかもしれません。
そんな水のあれこれを、各分野の達人に教えてもらいましょう。
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お米を研ぐときも炊くときもなるべく冷たい水で。
①多めの水で手早く2〜3秒かき混ぜ、水を捨てます。
②次に少ない水で回し洗いして水を捨てます。これを2、3回。
③水の濁りがとれるまで2、3回水を替え、その後15〜30分浸水。
20分ほど蒸らし、ふたを開けてしゃもじで上下をひっくり返すようにかき混ぜます。
余分な水分を飛ばすと、しゃっきりした炊きあがりに。
※浸水・蒸らしは炊飯器の機能によって異なります。
監修/宮城調理製菓専門学校
日本料理講師 守谷哲夫さん
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土の表面が乾いたら水やりをするのが基本です。ただし、夜間などに冷える室内では、植物の多くは生育しません。乾いて2~3日たってから午前中に与えます。水やりは頻度が多いと、根を腐らせることに。
水やりの水は15度くらいが適温です。冬の水道水は冷たいので、汲み置きして常温で。
監修/公益財団法人 仙台市公園緑地協会
技師 降幡有紀さん
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水には「軟水」と「硬水」があり、その違いは硬度(水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量)です。一般的には硬度が100㎎/L以下は軟水、100㎎/Lを超えると硬水とされます。
口あたりが柔らかく飲みやすい ミネラル分が多く、くせがある
素材のうま味や香りを引き出しやすい 肉などのアク抜きによい
胃腸に負担が少ない 胃腸の弱い方はお腹を壊しやすい
仙台の水道は20〜40㎎/Lの軟水。これは軟水の中でも低い数値で、非常にまろやかな水といえます。
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