ミネラルウォーターに負けない!
普段なにげなく口にしている仙台市の水道水。実は仙台市水道局が厳しく水質管理をすることで、高い安全性とミネラルウォーターにも引けを取らない美味しさを確保しています。
水道水は、法令で残留塩素などの毎日検査項目【3項目】と一般細菌などの水質基準項目【51項目】が検査として義務付けられ、全国どこでも同じ検査が行われています。さらに仙台市では、より良い水質を目指して、ダムなどの水源から浄水場、蛇口にいたるまでのさまざまな過程で、農薬類や病原生物、放射性物質などの測定を加えた200項目以上にのぼる検査を実施し、水道水をより安全・安心なものにしています。
水道局では、水質基準項目における目標数値を、法令で定められた基準値よりも厳しい値に設定しています。実際に検出される数値は基準値に比べて常に低いレベルになるように管理しています。安全な水を安定して供給するために、水質を監視するなかで、わずかな変化を検知した際は、浄水処理を強化するとともに、その効果を確認するサイクルを日常的に行っています。例えば、水道水のおいしさを損ねる「かび臭さ」に関連する物質は、1ミリグラムの100万分の1であるナノグラム単位で徹底管理。少しでも数値が上がった場合はすぐに活性炭を注入し、水道水に異常を感じないよう処理をしています。
水道局の水質管理課の21名が、日々、水質の検査や管理に従事しています。検査にあたる職員は、結果の数値を高精度かつ正確に出すために細心の注意を払って検査に取り組み、自信をもって安全・安心な水道水を提供しています。水道局では、水道水の水質検査の信頼性が十分に確立されていることを示す「水道GLP認定」を取得しています。
水道局では、「仙台市の水道水」の安全性や美味しさを知ってもらうために、お客さまを対象とした飲み比べ体験(きき水)を毎年行っています。昨年は、仙台市内の浄水場でつくった水道水と2種類のミネラルウォーターを同じ水温にし、きき水に挑戦してもらい、水道水とミネラルウォーターの美味しさの感じ方は、ほぼ互角という結果に。さらにきき水に挑戦した皆さんからは、「どの水も大差がないように感じた」という声を多くいただいています。ミネラルウォーターにも引けを取らない美味しさ! それが仙台市の水道水なのです。
水を一度沸騰させる、または口の広い容器に入れてくみ置きすると、塩素が抜けてより美味しくなります。
※細菌が繁殖しやすくなるので、早めに使い切りましょう。
冷蔵庫で冷やすと、清涼感が増してさらに美味しく感じられます。
水源から蛇口まで
安全で安心な水をお届けするのが水道局の使命です。
主に5つの水源と4つの浄水場から安全で美味しく飲める水を皆さまのもとにお届けしています。
水質基準項目すべてが
水質基準(※)に適合し、
高い安全性を確認しました。
※法令で定められている、水道水が満たさなければならない条件
平成29年度も、水道水から放射性物質は検出されませんでした。
今年度も毎月測定を行っていきます。
より詳しい検査結果や水質検査計画に
ついては
水道局ホームページに
掲載しています。
■水質管理課TEL:022-281-3111/FAX:022-281-3112