平成30年度経営状況のお知らせ

平成30年度
経営状況のお知らせ

仙台市水道局では「仙台市水道事業中期経営計画（平成27～31年度）」に基づき、事業運営に取り組んでいます。
ここでは、平成30年度の主な事業と決算の状況についてお知らせします。

主な事業

1.強くて安心な水道

①災害に強い施設・システムの整備

管路の更新・耐震化

約50億4,300万円

・老朽管など約27.4㎞を耐震性に優れた管種へ更新

・災害医療の拠点となる病院等への配水経路６カ所を耐震化

浄・配水施設の耐震化

約15億6,800万円

・荒巻配水所の更新や、茂庭浄水場配水池の耐震補強工事等を実施

災害時などに備えた水運用機能の強化

約1億3,100万円

・災害時などの断水、濁水影響範囲の縮小化や早期復旧を図るため、基幹管路整備や配水ブロック(※)再編を実施

※水道水の供給区域を、地形や水の使用量をもとに分割した区画として管理するもの。

②災害対応力の強化

災害時給水栓の設置

約3,300万円

・大規模災害時などに効果的な応急給水が実施できるよう、市立学校9校に設置
（令和元年9月末現在120カ所設置済）

非常用自家発電設備の更新等

約2億7,100万円

・将監第一配水所へ非常用自家発電設備の新設などを実施

③水質管理の徹底

水質管理の充実・強化

・水道GLP(※)に基づいた精度管理・教育研修を実施

※水質検査結果の精度と信頼性を確保するための認定基準。公益社団法人日本水道協会が審査・認定・登録を行っている。平成30年度に更新審査を受審して、再認定されました。

２.エコで持続可能な水道

①環境に配慮した事業の推進

省エネルギー型機器への切り替え

約1億700万円※

※老朽更新費用を含む

・福岡浄水場の高効率変圧器が本格稼働したほか、LED照明に改修

・水道局本庁舎の水銀外灯や駐車場照明をLED照明に改修

次世代自動車等の導入

約140万円

・公用車の更新に合わせて次世代自動車等を導入

②お客さま本位の事業の推進

水道事業に関する情報提供等や
体験・交流型広報の充実

・広報誌「仙台の水道H₂O」の全戸配布（年3回）、水道モニター会議の開催（年4回）、アンケートの実施

・水道フェアや水道探検親子ツアー等の開催

③経営マネジメントの推進

アセットマネジメントの推進

・水道施設の適切な維持管理や計画的な更新など、アセットマネジメント（資産管理）の取り組みを更に推進するため、工事設備台帳データベースの整備や様々な指標を取り入れた更新対象路線の選定手法の検討に着手

決算

・水道料金収入などの収益的収入が280億4,700万円となる一方で、人件費、物件費などの収益的支出が241億300万円となり、その結果、39億4,400万円の純利益（黒字）となりました。

・この純利益については、全額を減債積立金（借入金の返済に充てるための積立金）として積み立てました。

収益的収支

水道水をつくり、ご家庭にお届けするための財源と費用

収入：280億4,700万円（お客さまからの水道料金：231億3,700万円、その他：49億1,000万円）。支出：241億300万円（当年度純利益：39億4,400万円）（人件費：31億800万円、物件費など[委託費用・修繕費用など]：64億9.600万円、受水費[県などから浄水を購入する費用]：58億1,200万円、減価償却費[水道施設などの資産価値の目減り分を毎年の費用として計上したもの]：76億3,900万円、支払利息[国などからの借入金の利息の返済]：10億4,800万円）

資本的収支

水道施設を建設・改良するために必要な財源と経費

収入：53億9,000万円（損益勘定留保資金など[減価償却費などの現金支出を伴わない費用などを充当]：97億2,900万円、企業債[施設の建設・改良工事のために国などから借りるお金]：39億2,700万円、その他：14億6,300万円）。支出：151億1,900万円（建設改良費[施設の建設・改良工事のための経費]：93億9,300万円、企業債償還金[国などからの借入金の元金の返済]：57億2,600万円）

※収益的収支は消費税抜き、資本的収支は消費税込みの額です。

決算の詳細についてはこちら

お問い合わせ

■企画財務課

TEL：022-304-0010／FAX：022-249-2006

水道局からのお知らせ

ピックアップ