ダムから配水管までの浄水場のしくみの図のイラスト

1 取水設備(しゅすいせつび)

ダムや川から水を取り入れるところです。

山に囲まれたダム湖の中に、管理用通路が接続された、レンガ造りの2階建て取水とうが建っている写真

ダムから水を取る「取水とう」

緑豊かな山間を流れる川に設置された、コンクリート造りの取水ぜきとゲート操作室のある取水施設の写真

川から水を取る「取水ぜき」

2 沈砂池(ちんさち)

大きな砂や土などをしずめて取りのぞくところです。

緑のフェンスで仕切られた敷地に青い屋根の小屋と緑色の水が溜まった長方形の沈砂池がある写真

沈砂池

コンクリートの壁に囲まれた水路の奥から水が勢いよく流れ出し、手前の平坦な場所に砂利や土砂が堆積している沈砂池の写真

沈砂池にたまった土砂(どしゃ)

3 導水管(どうすいかん)

ダムや川の水を浄水場まではこぶ水路で、トンネルや大きな管などでできています。

緑の草に覆われた斜面に囲まれた水路の奥に石造りのトンネル出口が見える写真

トンネル出口から水路

コンクリートの支柱に支えられた太い青緑色の導水管が、川沿いに満開の桜が咲く川に架かった、水管橋の写真

川を渡る「水管橋(すいかんきょう)」

4 着水井(ちゃくすいせい)

浄水場に最初に水が着くところです。

いろいろな着水井

屋内の広大な空間に設置された、側面に沿って複数の太い黒色の配管が垂直に並んでいる巨大な円筒形の着水井の写真
金属製の柵に囲まれたコンクリートの槽へ、太い黒色の配管から白いしぶきを上げながら水が勢いよく流れ落ちている着水井の写真
芝生の斜面に囲まれた敷地内に、石造りの壁から伸びる直線的な水路と、その先に設置された円形の格子状の蓋がある着水井の写真

5 薬品混和池(やくひんこんわち)、6 フロック形成池(けいせいち)、7 沈でん池(ちんでんち)

水に含まれる細かい土や砂を、フロックというかたまりにして取りのぞくところです。

水に含まれる土や砂を取りのぞくしくみ

薬品混和池・フロック形成池・沈澱池の断面図のイラスト

「薬品混和池」では、水に「ポリ塩化(えんか)アルミニウム(PAC(パック)と呼ばれます)」という凝集剤(ぎょうしゅうざい)を加えてまぜます。この凝集剤には、水に含まれる細かい土や砂をくっつけて、かたまりにするはたらきがあります。

「フロック形成池」では、水に含まれる細かい土や砂を、フロック(水の中の細かい土や砂をくっつけて、水に沈みやすいかたまりにしたもの)にそだてます。

「沈でん池」で、大きくなったフロックをゆっくりしずめます。

いろいろな沈でん池

田園風景を見渡す高台に、コンクリートで区切られた細長い沈でん池が管理用の通路に囲まれて複数並んでいる写真
コンクリート造りの建物の横に、並行に並んだ複数の細長いコンクリート構造物が上に設置された、水が溜まった長方形の沈でん池の写真
芝生が広がる敷地に、放射状に仕切られた4つの円形沈でん池が配置され、中央の構造物から各池へと水色の管理用通路が伸びている写真

浄水場で使う薬

どんな薬を使っているの?

ポリ塩化(えんか)アルミニウム

PAC(パック)と呼ばれます。細かい土や砂、プランクトンなどの小さなよごれをくっつけて、フロックをつくるために使います。

次亜塩素酸(じあえんそさん)ナトリウム

塩素(えんそ)のことです。消毒するために使います。

消石灰(しょうせっかい)

水をおいしくするためと、管をさびにくくするために使います。

どのくらいの量の薬を使っているの?

水に対して使う薬品の量の図解のイラスト

浄水場で使う薬の量は、水1立方メートル(=1,000リットル。グラムになおすと1,000,000グラム)に対して、ポリ塩化アルミニウムは約30グラム、次亜塩素酸ナトリウムは約14グラム、消石灰は約2グラムを使っています。

沈でん池の泥(どろ)のゆくえ

沈澱池にたまった泥の処理の流れの説明図のイラスト

沈でん池にたまった泥は、機械で濃くした後、日光にさらして乾かして、セメントの材料などとしてリサイクルされます。あまった分は埋め立てられます。

茶色の液状の沈殿池や黒い泥がたまった沈殿池が並んだ写真が中央に配置され、液状の沈殿池を示す吹き出しに「乾く前の前の泥(どろ)」、黒い泥がたまった沈殿池を示す吹き出しに「乾いてきた泥(どろ)」と記載された、天日乾燥床で泥が乾いていく過程を比較した画像

8 ろ過池(ろかち)

沈でん池で取りのぞけなかった、小さなよごれを取りのぞくところです。

ろ過池のしくみ

沈でん池でとれなかったよごれは、砂の層(そう)でこし取ることで、きれいな水になります。

砂の厚さ60〜70センチメートル、砂利の厚さ20〜50センチメートルの層を、汚れが付いた3体のウォッターくんが通り抜けて、きれいになって出てくるイラストで、ろ過池の仕組みを説明した画像

いろいろなろ過池

水色の壁面を持つ複数の四角い槽が並び、太い白色や緑色の配管が設置されているろ過池の様子の写真
広い屋内に、緑色のハンドルなどの操作設備が備わったコンクリートの枠で区切られた複数の長方形のろ過池が並んでいる写真
広い屋内にコンクリートで造られた大きな四角い池が複数並んでいる写真

水をきれいにするようすを見てみよう!

にごった水を、ポリ塩化(えんか)アルミニウムと砂の層(そう)できれいにする実験を見てみよう!

9 配水池(はいすいち)

いつでも使えるように、水道水をためておくところです。

いろいろな配水池

緑色のドーム状の屋根と手すりがあり、白と緑で塗り分けられた巨大な円筒形のコンクリート構造物が屋外に設置されている配水池の外観写真
赤い垂直なラインが際立つ、白く高い塔のような形状の構造物がフェンスに囲まれて建っている配水地の写真
有刺鉄線付きのフェンスと並木に囲まれた敷地内に、窓のない白く巨大な長方形の建物が立っている配水池の外観写真
広大な芝生広場の地下に大規模な貯水スペースを構え、奥には浄水設備が見える配水池の全景写真

10 配水管(はいすいかん)

みなさんの家や学校などへ水をはこぶ管です。
道路の下などに、あみの目のようにはりめぐらされています。

配水管の直径はどれくらい?

スーツを着た男性のイラストの横に、直径1.2メートルの大きな配水管の断面図を並べてサイズを比較したイラスト

一番太い管は、直径1.2メートルあります。

1円玉のイラストの横に、直径2センチメートルの細い配水管の断面図を並べてサイズを比較したイラスト

みなさんの家に届くころの管は、直径2センチメートルくらいの細さになります。

仙台市内の配水管の長さは、全部でどれくらい?

仙台市の配水管を全部つなぎ合わせると約3,400キロメートルになります。これは、仙台とマニラ(フィリピンの首都)の間くらいの長さです。