生活用水として活用された四ツ谷用水は本流、支流、枝流を合わせ44kmの総延長を誇ります。明治になり道路拡張、水質悪化などの理由により暗渠(あんきょ)※化が進みますが、実は昭和30年代まで暮らしの中で日常的に使われていました。八幡町の老舗衣料品店のお話では、家の裏に四ツ谷用水が流れており、障子の張替えでは桟(さん)の糊(のり)を用水の水で流したり、食器や野菜を洗っていたそうです。その痕跡として残されているのが八幡2丁目の春日神社から東側(土橋通方向)にある四ツ谷用水「洗い場跡」。この場所の説明看板左側には水辺まで降りる階段状の石組みを見ることができます。暗渠となり舗装道路となった四ツ谷用水の記憶を残すため仙台市では「四ツ谷用水再発見!デジタルマップ」を整備しました。
※地下に埋設または蓋をして見えなくなっている水路のこと
【次回は四ツ谷用水「横丁の井戸水」をご紹介します】