本文へスキップ
トップページ > くらしと水道 > 国見第一配水幹線漏水事故調査報告書

国見第一配水幹線漏水事故調査報告書

令和4年7月15日(金)9時14分頃、青葉区台原5丁目1-2地先の市道に埋設された国見第一配水幹線(配水本管)にて、大規模な漏水が発生しました。このときの影響は、最大で濁り水22,404戸、うち断水戸数8,428戸に及び市民の皆さまには大変なご迷惑をおかけしました。

本件は、市民生活に多大な影響を及ぼしたことを踏まえ、事故原因の究明とともに、国見第一配水幹線上での同種事故を回避するための対策等を検討するために「国見第一配水幹線漏水事故調査委員会(以下、「本委員会」という)」を設置しています。構成委員は水道局の管理職員としていますが、水道管自体の詳細な調査は専門的な知識を必要とすることから、一般社団法人日本ダクタイル鉄管協会に協力を依頼しています。また、学識経験者として金沢大学名誉教授の宮島昌克氏をアドバイザーとしてお招きし、その知見による意見も聴取しました。本委員会は、令和4年9月から令和5年1月にかけて計3回、委員会を開催し、事故原因や今後の対策等を審議してきました。

事故原因の管路は、昭和37年4月に竣工した路線のうち、昭和36(1961)年製の高級鋳鉄製の口径900o曲管でした。事故原因を究明するために、事故時の管内水圧、管の材質、土壌の腐食性、降雨や地震などの自然現象について調査した結果、口径900o曲管を破壊させるほどの単一の原因は特定できませんでした。破損した管は、これまでの度重なる地震のほか、常時、水圧や土圧、輪荷重などの影響を受けていることから、布設後60年を経過する間に管自体の抵抗強度が徐々に低下し、これら要因が複合的に作用し破壊へ至ったと推察されます。

この度、本委員会での審議内容等を調査報告書として取りまとめ水道事業管理者あて提出し、同報告書を広く一般にも公開することにしました。

  1. 漏水状況
  2. 国見第一配水幹線漏水事故調査報告書

お問い合わせ先

配水管理課配水管理係

電話番号:022-304-0034 

ファクス:022-249-2022